自動車廃車処分

自動車を廃車処分するには

自動車は走行距離が嵩むと部品の性能が低下してしまい、場合によっては重大な事故につながる可能性があります。また、古い年式の車両は修理や部品の交換を行ってもすぐに異常が生じるので頻繁に修理を繰り返すことになり、支出が嵩んでしまう原因に繋がります。そのため、新車に買い替えるのが一般的な対処法です。

 

また、不要になった車両はそのまま放置すると場所を取って邪魔になるだけではなく、オイルやバッテリー液などの有害物質が漏れ出て周囲の環境に悪影響をもたらすことがあります。法律上の手続きを経て所有している車両は所持しているだけでも課税の対象になってしまうことから、余計な支出を避けるために廃車処分を施すことになります。

 

法律上は車両登録の抹消手続きを行うことで対象の車両は廃車処分されたことになります。自動車が公道を走行するためには車両手続きを行う必要があるため、登録が抹消されたことで対象の車両を走行させることが不可能になるのです。抹消手続きは陸運局で受け付けているので、必要な書類を用意して速やかに手続きを行うことが大切です。その一方で手続きには法律の知識が必要になることから、速やかに済ませるためには行政書士などの専門家に手続きの代行を依頼するのが最適な対処法です。

 

登録抹消を済ませた後は車両の廃棄を行うことになりますが、車両の解体は自動車リサイクル法を遵守する必要があります。車両を形成する機関の内部には有害物質が含まれている石油燃料やオイルなどが残留している他、再資源化が可能な材質で作られている部品があるため、適切な方法で処理することになります。素人作業では法律に沿った解体作業は難しいので、専門の解体業者に依頼することになりますが、同じ車両の処理でも業者によって費用が異なるので事前に確認しておくことが大切です。また、稀に悪質な業者が適切な解体を行わず、不法投棄や転売などを行うケースもあるので慎重に業者を選ぶように心がけます。

 

廃車処分は法律を遵守するだけではなく、自然環境の保護や資源の再利用にも関わる重要な事柄なので、正しい認識を持って適切に行うことが車両の所有者に求められる姿勢です。特に自分で手続きを行う場合は書類作成や車両の管理などに不備が生じるとやり直しのために余計な手間がかかる他、場合によっては自分でも気づかないうちに違法行為を働いてしまう可能性もあります。そのため、事前に手続きの方法や法律について勉強しておくことが車両の所有者に必要な心得です。